空き家住宅問題を解決! ~リフォーム活用のおすすめ~ 三重県伊勢市の空き家無料相談はマルモ不動産

日本各地で問題になっている空き家住宅。もちろん三重県も例外ではありません!人口減少と共にますます深刻化すると危険視されている空き家住宅問題を改善するひとつの方法として、マイホームとして“空き家住宅”を手に入れることが有効な場合があります。
今回は、空き家住宅問題、空き家住宅をリフォームやリノベーションする際の注意点などをご紹介します。空き家住宅を上手に活用し、住みやすいマイホームを手に入れましょう。

1.三重県の空き家住宅問題

空き家住宅が増加する大きな原因は人口減少とされていますが、高齢者の増加で住宅よりも介護施設住宅に住む人が増えていることも空き家住宅が増えている原因のひとつです。
空き家住宅になってしまう原因はさまざまです。人口減少以外にはどんな理由があるのでしょうか。

・世帯数の増加に伴い住宅も増加
一般的に人口が減っているのに反して、核家族や単身者の増加により世帯数は増えています。世帯住宅が増えればその分の住宅が必要となるため、住宅が増加傾向にあるのです。しかし、それは同時に将来空き家住宅を増やす原因にもなると言えます。
また、新築住宅と中古住宅を比較すると新築住宅は人気が高く、賃貸住宅でも新築直後がもっとも借り手が見つけやすいタイミングです。資金的な部分を考えれば中古住宅にもニーズはありますが、ほとんどの人は新築住宅に憧れや夢を持っているので、新築住宅には供給側に大きなメリットがあります。その結果が空き家住宅化を進めることにもなってしまうのです。
・滅失戸数が増えない
建つ家・住宅が増える分、滅失する家・住宅もありますが、滅失戸数住宅は建てられる戸数に比べると減少しています。特に建物を個人所有している場合、解体作業されないことが多いです。解体は無料ではないので、解体すること自体が負担になるからでしょう。
また、更地の状態で土地を個人所有していると、固定資産税が4.2倍に増えてしまうことがあるため、解体したくてもできないケースもあります。建築基準法が施行される前の古い中古住宅は、土地によっては再建不可能の可能性もあり、宅地として利用できないため、解体ではなく放置される空き家住宅もあるのです。

中古住宅の人気が低い

最近はローコスト住宅の新築住宅の人気が高まる一方、中古住宅の人気が下がっています。需要のある中古住宅とは、築浅住宅や使い勝手がいい住宅が挙げられますが、大体の住宅は完成から10年で一気に住宅価値を失います。そうなると、住宅を売っても負債が残ったままのオーバーローン状態になるので、住宅を売ることが非常に難しいのです。

空き家を放置すると危険

空き家が増えることでどんな危険があるかご存じですか?実際は、空き家が増えることではなく、空き家を放置することで起きる危険こそが重要な問題です。
放置するとどんな危険が起きるのかご紹介します。
・犯罪が増える
空き家住宅と犯罪は直接的な関係性を感じませんが、犯罪が増える原因につながる恐れがあります。こまめに管理されていない空き家は不法侵入や不法占拠される恐れがあるからです。これは所有者に対する行為なので周辺に影響はないものの、室内で犯罪行為が行われれば治安に影響が出ます。
また、誰も住んでいない空き家住宅は放火犯にすれば恰好の的とも言えます。放火は周囲を大きく巻き込む事故に発展する可能性があります。特に古い木造住宅は狙われやすいと思います。
・倒壊のリスク
家の強度はメンテナンスによって維持されますが、一般的な空き家住宅では手の込んだメンテナンスは行われません。そのため、地震や水害の影響を受けても放置される恐れがあり、老朽化が進めば、住宅倒壊してしまい怪我や救出の遅れなど被害を与える恐れがあるのです。
・害虫や害獣の影響
人が住まない家住宅は、動物が落ち着いて過ごせる空間なので、害虫や害獣の住処となる恐れがあります。そうなれば、周辺に住む人や家も害虫や害獣の被害にあう危険性があるでしょう。
・住宅市場のバランスが崩れる
世帯数以上に住宅が増えている現状ですが、人によって住みたい場所は異なるため、ある程度のストックは欠かせません。しかし、住宅が減らない状況は空き家住宅が増え、家の資産価値を下げることにつながります。中古住宅市場には価値のない空き家住宅が溢れ、価格崩壊によりこれから家を求める人や既に家を持っている人も住宅市場の影響を受けるリスクが考えられるでしょう。三重県でも空き家住宅問題は深刻化しているので、中古一戸建てが欲しいときは空き家住宅を狙ってみるのも良い方法です。空き家住宅が減れば先ほど挙げた危険の回避にもつながります。

2.空き家の活用方法

空き家住宅が多くなることで様々な問題が浮上しますが、空き家を有効活用することも可能です。そこで、様々な空き家の活用方法をご紹介します。

リノベーションをすれば理想の住宅同様に!

中古住宅といえども、汚れている部分や劣化が進んでいる部分を補修すれば、自分好みの間取りにもできます。空き家を購入してリノベーション・リフォームを行えば新築住宅のように綺麗な家に変身させることが可能なのです。新築住宅を購入するよりもお得にマイホームを手に入れることができるので、一戸建て住宅物件を探している人は、空き家を活用することも考えてみましょう。その際には住宅が有する基本性能がとても大切になってきます。

また、空き家を賃貸住宅として貸し出すことも可能です。リノベーション&リフォームをすれば新築同様に蘇るので、空き家住宅の処分で困っている人は資産運用として賃貸住宅を経営することも考えてみてください。

防音性を高めたり、段差をなくしたりして高齢者でも快適に過ごせる住宅にリノベーションをすることで、幅広い年齢層に好まれる物件にすることができます。あとは、どんなリノベーションを行うかしっかり考えましょう。

話題のシェアハウスにも最適

空き家の活用方法に、リノベーションした空き家をシェアハウスとして貸し出す方法もあります。学生や働きだしたばかりの若者であれば、収入が少ないのでアパートやマンションに住むのも大変です。
ですが、シェアハウスであれば賃料が安く済むので引っ越しを検討する人が多いのです。賃貸する側も入居者が多くなることで利益を上げることができます。ただし、他人同士で住むことになるので、あらかじめ規則などを作っておくことは必要でしょう。

店舗用に貸し出すことも可能

空き家を店舗用として貸し出すことも可能です。事業なので立地問題がありますが、条件を緩くすることで借り手がつくでしょう。

その条件のひとつが、リフォームの内容です。店舗として一軒家を借りたい場合には、店によって使い勝手の良さが異なります。そのため、「自由にリフォームをしても良い」という条件を取り入れるのです。そうすることで、出店したいと考える事業主も増えてくるので、入居していない一軒家を所有している方などは、店舗用として貸し出すことも視野にいれてみてはいかがでしょうか。

土地を有効活用する方法もある

空き家が古くなっているのであれば、解体して土地を活用することも可能です。コインパーキングや月極駐車場にすれば、手入れの手間がかかる空き家だった土地から収入を得ることができます。最近ではトランクルームを建設する人もいます。難点は、解体や新しい建物を建設する費用が掛かるので、初期費用がなければできない方法であるということです。

コミュニティスペースとして

自治体やNPO法人などの団体に空き家住宅を活用してもらうことも可能です。キッチンやトイレがあるので使い勝手も良く、住民が集まりやすいことが利点になります。
実際に三重県では酒問屋の「小川商店」が歴史や文化の交流拠点として活用されています。伊勢市が市民の要請で土地を購入して保存しているのです。こういった取り組みが増えることで、空き家の数が減るでしょう。

民宿として

空き家住宅を宿泊施設として活用する方法も最近注目されています。ただし、「旅館業法」という法律の基準をクリアする必要があり、県知事の許可も必要です。これまで茨城県や兵庫県などで古民家を会員制の民宿として貸し出している実績があるので、今後の発展に期待されている三重県の空き家住宅活用方法のひとつです。

介護施設や保育施設として

高齢化社会の日本では、介護施設不足が問題になっています。2016年、政府が空き家を在宅介護対応住宅に転用する事業を促進させることを発表しています。空き家を介護施設にする方法は、空き家の新しい活用法として期待されている分野なのです。
一部の自治体では既に補助を行っており、空き家をグループハウスやデイサービスに変えることで介護に役立てています。また、空き家は待機児童解消のためにも活用されています。空き家を保育施設にすることで、育児が理由で働くことができない家庭を救うことができるのです。東京都では補助金の助成を開始しているので、県内でも待機児童数の減少に空き家を役立てられると期待されています。

空き家を有効的に活用するためには様々な方法があります。放っておくことで劣化が進んでしまうので、早めに活用を検討することが大切です。なかには、行政の支援が必須の場合があるので、空き家をどうやって管理すれば良いのか悩んでいる人は自治体に相談することも一考です。もちろんマルモ不動産にもお気軽にお声がけください。

少し記事が長くなってきたので、空き家のリフォーム&リノベーションについては、次回の新着情報で記していきたいと思いますので、乞うご期待ということで。。。