時候の挨拶と不動産に関わる法案の話 伊勢市のマルモ不動産は最新の法律・制度を反映して高い顧客満足度を目指します。

昨年末から情報が流れ始めた新型肺炎(コロナウイルス)は、中国での被害が拡大し、日本でも感染者が確認されるなど、連日大きな関心が寄せられています。日本政府も、新型肺炎を感染症法の指定感染症と検疫法の検疫感染症に指定し、中国からの帰国が困難な邦人のためにチャーター機を派遣するなど、様々な取り組みを進めています。
また、厚生労働省のホームページでは「国民の皆様におかれては、過剰に心配することなく、季節性インフルエンザと同様に咳エチケットや手洗いなどの感染症対策に努めていただくようお願いいたします。」と呼びかけています。私たちも、手洗い、うがいなどの実行可能な予防策を講じて飛沫感染や接触感染に注意しながら、引き続き冷静な対応を心掛けましょう。

一方、昨年の早い時期から患者数が増えた季節性インフルエンザですが、国立感染症研究所の発表(直近である1/13-19のデータ)によれば、例年であれば流行のピークに向けて患者数が急増するこの時期ですが、今年の患者数はあまり増えていません。暖冬の影響と考える人もいるようです。しかし、それでもこの1週間に医療機関で受診した推定患者数は60万人余りに上っていますから、引き続き十分な注意が必要です。
仕事や勉強で力を発揮するためにも、今月は、特に健康への留意が必要ではないでしょうか。

さて、国土交通省は今通常国会に提出する法律案の件名と要旨を公表しました。(http://r31.smp.ne.jp/u/No/6158290/f86xGdH7ci0D_25410/8290_2_200201003.htm)。全部で8件の法案が予定されていますが、その中には不動産取引に大いに関係する以下の4件が含まれています。

(1)土地基本法等の一部を改正する法律案
所有者不明土地の増加等を踏まえ、適正な土地の管理についての基本理念や土地所有者等の責務、政府による土地基本方針(仮称)の策定、国土調査を促進するための新たな十箇年計画の策定などが定められる予定です。

(2)都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案
都市の魅力を向上させる滞在快適性等向上区域(仮称)に関する特例や、災害危険区域等における開発許可基準の見直しなどが定められる予定です。

(3)マンションの管理の適正化の推進に関する法律及びマンションの建替え等の円滑化に関する法律の一部を改正する法律案
マンションの老朽化等に対応するため、都道府県等によるマンション管理適正化計画(仮称)の作成や、マンションの除却の必要性に係る認定対象の拡充などが定められる予定です。

(4)賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律案(新法)
良好な居住環境を備えた賃貸住宅の安定的な確保を図るため、賃貸住宅管理業(仮称)を営む者の登録制度や、サブリース契約の適正化のための措置などが定められる予定です。

マルモ不動産では、最新の制度を反映した適切な取引を推進していきたいと考えます。

2月4日は二十四節気の「立春」です。冬至と春分の中間に当たるこの日から春となり、再び1年が始まります。
今年の2月は異常に暖かいですが、旧暦2月を指す「如月」は、諸説あるようで、寒さが残る中で衣を更に着る「衣更着」が語源とも言われており、こちらが感覚的に合う気がします。
重い感染症はもちろん、風邪などもひかないよう、寒い日には衣を重ねてこの2月を乗り切りましょう!